
フェイスリフトで顔のたるみを取ろうと考えている方にとってクリニック選びは非常に大切。特にフェイスリフトをおこなう医師の技術やセンスについて心配になることでしょう。実際にフェイスリフトを受けるなら、美容外科?それとも形成外科?と迷う方も多い。実際にフェイスリフトを受けるなら形成外科が良いのか、否かについてご紹介しましょう。
フェイスリフトを受けるなら形成外科が良いの?
フェイスリフトを受けるなら形成外科が良いの?それとも美容外科の方が自然なの?そんな疑問を持ったことはありませんか? 美容外科は綺麗にするための診療科だから、仕上がりが美しい。形成外科って主には病気の治療だから、仕上がりが美容外科とは違うんじゃないの? おそらく多くの方はそのような疑問と不安を抱くでしょう。
もちろん、美容外科と形成外科とでは治療する目的や内容は全く違います。しかし、本来、美容外科というのは形成外科を基礎として行われなければいけない治療です。なぜなら皮膚の切開や皮弁形成というのは専門的な技術と経験が必要とされるからです。
フェイスリフトの場合、大掛かりに皮膚の切開をするわけですから、基本的な形成外科の経験の有無で仕上がりに違いを生じる可能性があるということを知っておいて下さい。
ただし、だからと言って形成外科の経験がない医者だと失敗するのかということではありません。形成外科出身の医者でもセンスがない医者もいますし、形成外科出身じゃない医者でも技術とセンスに富んだ医者もいるからです。
大切なのはまず医師の診察を受けること。その上で丁寧な対応をしてくれるのか?不安や疑問を感じている私たちに誠意をもって対応してくれるのか、症例写真等を見て不自然な仕上がり傾向に強い場合は、その医者の癖やセンスがあるため避けた方が良いでしょう。
形成外科と美容外科の違いって
形成外科と美容外科の違いですが、広い枠組みで考えると、形成外科の中に美容外科があると言うのが古くからの考えです。昔は美容外科という診療科が存在せず、形成外科の中で美容外科の手術や治療が行われてきたと考えて良いでしょう。
海外では形成外科の専門医を取得してからでないと美容外科医になれないというところもあるため、形成外科の専門医を取得してから美容外科の経験や実績を積むお医者さんもいます。
しかし、日本の場合、医師免許があれば誰がいつでも好きな診療科を標榜し、クリニックを作ることができます。極端なことを言えば、昨日まで内科医で明日から外科医と名乗っても問題はないのです。
実際のところ、美容外科の多くは形成外科で経験を積んだ医者はほとんどいません。美容外科の怖いところは、麻酔科医や脳外科医が突如にして美容外科に転科したり、メディアなどに紹介された医師などは最初内科医だったのが突然美容外科、美容皮膚科になっていることも少なくありません。
また、中には医師免許を取得し、研修医が終わったらすぐに美容外科に進む医師もいます。研修医の時に形成外科を回ったことによって形成外科で研修したという経歴も見るほどです。
話はずれてしまいましたが、フェイスリフトの場合、形成外科と美容外科の違いですが、形成外科の十分な経験を積んだ医師であれば傷跡の縫合や皮膚の接続や皮弁形成などについて十分な経験を積んでいるでしょうから安心して任せることができると考えて良いでしょう。ただしそれがセンスがあるということとは全く別のことです。
フェイスリフトに関する質問集
ここでは顔のたるみを取るフェイスリフトの手術と、非常に高い関係性を持つ形成外科についてのさまざまなご質問にお答えします。
一番大切なのは資格ではありません。その医師のセンスや技術を評価すべきです。それにはまずはカウンセリングにいきましょう。その上で医師の対応や説明に不安がなければ良いでしょうし、さらには症例写真を見て不自然な仕上がりの傾向にある場合は医者の癖やセンスが影響していますので注意する必要があります。
ただしこれは医療業界の中のお話になりますが、美容外科は形成外科の中の治療という考えです。言い方を変えれば、形成外科の下に美容外科があるという認識の医者も少なくありません。そのためフェイスリフトのような高い技術が必要な手術・治療は形成外科医の下で治療することが望ましいと言う考えがあるのは事実です。
正しい表現をするのなら形成外科でフェイスリフトを受けるということではなく、形成外科医の下でフェイスリフトを受ける事が望ましいと考えた方が良いでしょう。しかし、形成外科専門医だからと言って高い技術や美容的センスが伴っている訳ではありません。重要なのは医師それぞれの能力とセンスです。もちろん専門医などの資格については経験という意味では判断基準として良いでしょうが、それが直ちに高い技術ということではありません。