陥没乳頭 リスク・問題点

陥没乳頭のリスクと問題点

陥没乳頭の手術って本当に安全なの?
「陥没乳頭」で起こりうるリスクについてご紹介

陥没乳頭の噂でよくあるのが「元に戻った」、「乳首が無くなった」などのトラブル。しかし、これらは本当に起こりうることなんだろうか? また、それ以外に陥没乳頭のリスクなどはないのだろうか? 陥没乳頭の手術リスクを細かくご説明します。

陥没乳頭のリスクと問題点

陥没乳頭の術後の問題には、腫れや内出血といった時間が解決してくれるもの以外にも、修正手術が必要となるもの。組織の壊死・欠損によってもとに戻せない重篤なものまであります。ここでは陥没乳頭の術後の起こりうるリスク、そのリスクに回避するポイントについてご紹介します。

  1. 傷跡が目立つ・気になる
  2. 希望していた大きさと違う
  3. 左右差が出てしまった

傷跡が目立つ・気になる

希望していた大きさと違う

左右差が出てしまった

陥没乳頭で起こりうる最も危険なリスク

陥没乳頭で問題となるのは末端への血流障害である。陥没乳頭で血流障害を起こすと非常に厄介。そういったリスクを医師はきちんと説明しているだろうか?もしご自身がカウンセリングに行かれた際、血流障害について一言もでないような適当なカウンセリングであればそのクリニックでの治療は是非とも避けるべきである。

乳頭への血流が悪くなるとどうなるの?

乳頭は末端の組織なので血流不足になるとたちまち先端への血流が減少・遮断し皮膚が壊死してしまいます。最悪の場合、乳頭が無くなってしまうこともある。乳頭の壊死には全損と呼ばれ完全に乳頭が消失してしまう状態や、部分的な欠損の場合とがあり、部分的な欠損であれば修正手術で修復できる可能性が高いが、完全に欠損してしまうと修正は非常に困難である。

乳頭への血流不足となる原因

乳頭への血流不足となる原因は、1)主要となる血管の損傷、2)著しい腫れ、出血(血腫)による血流障害、3)縫合糸の過度な結びすぎによる血流遮断、4)たばこなどによる末梢血管の収縮、5)その他、陥没乳頭の血流不足の原因というのは上記のようにさまざまある。もちろん医師の技術的な問題もあるが、タバコなど自分自身の問題もある。

陥没乳頭の再発

実際の統計などがないので一概には言えないが、陥没乳頭における再発率は決して低くはない。やはり、重度の陥没乳頭は難しいということもあるし、場合によっては術式の選択ミスなどもある。比較的軽度と思っていたが、実際に切ってみたら非常に困難だったという例も少なくはない。しかし、陥没乳頭を受ける側からすれば「再陥没=手術の失敗」と思ってしまうものである。 究極を言えば再発が絶対に嫌で確実な効果を求めるのであれば乳管を切断し、あくまで形だけにこだわるということもひとつの選択肢であるということを忘れてはいけない。

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