
フェイスリフトはやっぱり怖い。傷跡も心配だし、何より顔の引きつれや不自然な仕上がりになってしまってはリフトアップの意味はない。フェイスリフトを受けようと考えている多くの方は、そのような不安を抱えていると思います。ここではフェイスリフトに定評のある美容外科の治療、術後ケアについてご紹介しましょう。
顔のたるみについて
顔のたるみというのは、皮膚だけではありません。筋肉も同時に弛んでしまいます。筋肉を鍛えることでリフトアップするということも否定はしませんが、現実にどこまで引き上がるのかということには疑問が残ります。
一度弛んでしまった皮膚はやはり切除する以外に根本的な解決はありません。そのたるみを解決するのがフェイスリフトなのです。
│ フェイスリフトとは
フェイスリフトとは、垂れ下がってしまった頬のたるみ、崩れてしまったフェイスライン、ほうれい線を引き上げるために、耳の前側から後ろ側の少しの範囲まで皮膚を切開し、筋肉を引き上げて余分な皮膚を切除することでたるみの無い状態にリセットする見た目の若返り手術の代表的なものです。
肝心なのはリセットすると言うこと、せっかく手術を受けるんだから少しでも引き上げてっと言うことをするとかえって不自然な仕上がりになるため、自然な仕上がりのフェイスリフトを求めるのであれば過剰な引き上げではなく、弛んだ分だけ引き上げると言うことが一番自然で美しいフェイスリフトの仕上がりになります。
│ フェイスリフトのリスクと問題点
フェイスリフトで一番心配なのはやはり仕上がりです。どこまでたるみを解消できるんだろう。表情が壊れてしまったり、不自然な状態に陥ってしまうことはないの?など不安は大きいと思います。ここではフェイスリフトのリスクと問題点についてご説明します。
(術後回復の遅さ)
フェイスリフトは切開範囲が大きいからこそ、その腫れの強さは容易に想像できるでしょう。しかし、通常の経過であれば3日を過ぎる頃から腫れは引き始めます。4、5日を過ぎても腫れに変化がない場合は何かしらの問題を引き起こしている場合もありますので担当医の診察を受けましょう。
(感染)
術後感染を引き起こすとフェイスリフトの場合、少し厄介です。大きな腫れとともに痛みを伴う場合があります。必要に応じて内服薬や点滴治療等で落ち着かせます。
(腫れ・内出血)
術後は大きな強い腫れを引き起こします。それに伴い内出血も出現するのがほとんどです。しかし、これらの問題は数日でみるみるうちに解消していきます。
(感覚の鈍さ)
あまり説明を受けていない方も多いのですが、フェイスリフトの場合、皮膚を大きく剥がしますのでその際、神経の接続が遮断されるため回復するまでの期間一時的に感覚などが鈍くなることがあります。時間の経過で改善しますが、気になる方の場合が内服等を処方し回復を早めます。
(表情の崩壊)
フェイスリフトにおける表情の崩壊ですが、それは引き上げすぎによるものです。引き上げ過ぎてしまった場合は、皮膚に余裕はありませんので修復が非常に困難です。
│ フェイスリフトが完成するまで
フェイスリフトが完成するまでの流れをご紹介します。
翌日以降から3日程度が腫れのピークです。広範囲に切開・皮膚の剥離をしますので強い腫れを引き起こします。痛みに対し不安な方が多いのですが、実はフェイスリフトの術後はほとんど痛みを感じることがありません。
腫れ以外は特に普段通りですのでしっかりと安静にお過ごし下さい。
3日を過ぎると腫れは少しずつ落ち着き始めます。そうして術後7日以降で縫合している糸を抜糸することができます。ただし、頭皮内のこめかみ部分の縫合もしくはクリッピングについては10日以降が推奨されています。
2週間でほぼ仕上がりです。軽いむくみ程度は残っている可能性はありますが、たるみ取りの効果としてはほぼ完成と考えて良いでしょう。
- 術後の痛みはほとんどない
- 大きな腫れ以外特に問題なく生活できる
- 抜糸は7日後、頭皮内は10日以降の抜糸
- 食事等に特に制限はない
- 入浴は腫れが落ち着いてから、シャワーは翌日から可能
- 洗髪は翌日から可能