
そんな上眼瞼切開のリスク、問題点を徹底解説!
あなたは上眼瞼切開のリスクについてどこまで知っていますか? 治療のリスクを知ることは、術後の経過における安心感は格段に違ってくるもの。瞼を切開して二重まぶたを作る『上眼瞼切開』の術後のリスクや問題点。術後の過ごし方や注意点について細かくご紹介していきます。是非参考になさって下さい。
上眼瞼切開のリスクと問題点
上眼瞼切開のリスクには、時間の経過で自然に回復するもの、修正手術が必要になるもの、手の施しようがないものまであります。皮膚を切開してしまうため大きな不安や不信感につながることが多く、事前に起こりうるリスクや問題点については知っておくことも必要です。
時間の経過で自然に回復するもの
比較的多くの方に起こるリスクです。しかし、いずれも時間の経過で完治するものなのでご安心ください。
内出血
上眼瞼切開の場合、ほとんどの方に内出血は起こるものです。血液は眼輪筋を通して広がってしまうことがあり、下まぶたにまで内出血が出てしまうことがあります。通常、軽い内出血であれば2、3日で消失しますが、広範囲に広がってしまった内出血の場合、消えるまでに4、5日程度かかることがあります。
皮下に薄く広がってしまった内出血であれば、仕上がりに問題を引き起こすことはありませんが、血腫と言って大きな塊ができてしまった場合、仕上がりに影響が出てしまうことがありますので、術後の違和感を感じたら早めに主治医の診察を受けましょう。血腫がひどい場合は、できる限り早い段階で、血腫を取り除くことが必要です。
腫れ
術後の腫れは100%、全ての人が腫れてしまうと考えてよいでしょう。腫れの強さの程度は人それぞれ違いますが、上眼瞼切開の場合、ひどく強い腫れが出てしまいますので不安に感じる方が多いです。
でも安心して下さい。術後の腫れは確実に治ります。
腫れを早く引かせる方法ですが、上眼瞼切開の術後当日は目元を軽く圧迫することで予防することができます。誰もが腫れを早く引かせたいと思いますが、腫れは早く引かせるのではなく、腫れさせない、最小限の腫れにとどめると言うことが最も重要なので忘れないでください。
痛み
上眼瞼切開の場合、広範囲に切開するため激しい痛みを心配し、不安視される方が多いのですが、実は胃と身を感じると言うことは少なく、多くの方は痛みが苦痛だったと言う方はほとんど居ません。
術後に処方される痛み止めのお薬で十分コントロールできるものです。
傷跡の赤み
傷跡の赤みというのは、傷跡がしっかりとくっついてから起こります。長い方の場合、3〜6ヶ月続いてしまう場合があります。
感染
赤く腫れ上がったり、強い痛みが出現してしまった状態。切開した部分に細菌が侵入し、感染を引き起こしてしまうと仕上がりにも大きな影響を与える可能性があるので要注意です。
しこり
切開した部分が癒着を始めると一時的に組織が固く変性するためしこりとして出てしまうことがあります。通常、2週間以降で固くなり、その後少しずつ柔らかくなって、全体に馴染んでいきます。
修正手術が必要になるもの
時間の経過では落ち着かず。基本的には再手術が必要となる問題です。
二重の幅の左右差
術後に起こる二重まぶたの幅の左右差は、切開するデザインのずれによってできてしまうリスクのあるトラブルの一つです。
修正左右が出てしまった場合の修正は、幅の狭い方を、幅の広い方に合わせるように修正するのは容易ですが、幅を狭くするのは難易度が高くなったり、場合によってはできない場合があります。
希望した仕上がりと違う
実は二重まぶたの整形のトラブル、失敗談で意外に多いのが、希望していた仕上がりと違うという内容。その原因は手術を行う医者との仕上がりの共有がしっかりとできていなかっただけのこと。カウンセリングが不十分なんです。
修正再び上眼瞼切開で二重まぶたを作ったり、頼めの整形手術を加えることであなたが理想とする仕上がりに仕上げることができます。
失敗しないために
あなたの希望を細かく医師に伝えましょう。イメージシミュレーションなどがあれば術後のイメージを作成してもらい、その写真をもとにさらに細かな要望を伝えることで失敗のリスクを低くすることができます。
二重のラインが取れた
切開法は癒着によってくっつくので本来は取れるようなことはありません。しかし、実際には極々稀なケースですが、取れてしまうことがあるんです。
修正再び皮膚を切開して二重まぶたを作ることで修正が可能です。腫れや内出血は初回の手術よりも2割り増し程度の状態になると考えて良いでしょう。
傷跡が目立つ
切開法の傷というのは基本的には目立ちにくいものです。しかし、ごく一部に方だけ目立ちやすくなってしまいます。その原因はいくつもあり、医師の技術的な問題もありますが、体質など個々の影響も傷跡に関係があります。
修正切開したラインを活かして切開しますので、傷跡が新たに増えるわけではありません。二重の時よりも腫れは少ないですが、それでも一定期間の腫れの覚悟が必要です。
上眼瞼切開は基本的には修復ができますが、皮膚を取りすぎてしまった場合などは修復が困難ということも現実には起こり得ます。当然、皮膚の切除しすぎは医師のミスです。本来であればできないことは明確に伝え切り取りすぎないことが大切ですが、あまりに要望が大きいとなし崩し的に実施してしまう可能性は否定できません。過剰な要望は避けるべきということを知っておきましょう。