エラ削りのリスクと注意点

エラ削りにもリスクがある!!

骨を削ると言う大掛かりな手術という性質上、エラ削りにはさまざまなリスクを生じる可能性は理解しておく必要があります。ここではエラ削りにおけるリスクや注意点についてご紹介します。

エラ削りのリスク

エラ削りで起こるリスクは時間の経過で改善するものから後遺症へと繋がる重篤な問題までさまざまあることを忘れないで下さい。

時間の経過で改善する
  • 腫れ・内出血
  • 術後の痛み
  • 術後の腫れなどは誰でも引き起こしますが、その程度や期間には個人差があります。お仕事をしている方などは術後のダウンタイムを十分に考え、長期休暇等を取る必要があります。

    修正等が必要
  • 左右差
  • 希望する仕上がりの相違
  • 修正が必要になるケースは医者の技術の問題があります。思い描いた仕上がりに整っていない場合はきちんと主治医と話をし、十分納得のいく結果になるよう細かな話し合いが必要です。

    一生涯に影響を与える
  • 削りすぎによる陥没
  • 顎関節症の併発・悪化
  • エラ削りに不慣れな医師の場合、無理やり口を広げようとしたりするため、術後の後遺症として残る場合があります。医師が不慣れということは仕上がりもその程度でしかありません。

    これらの問題は個人差も若干はありますが、基本的には医者の技術が一番大きな影響、差を与えると考えて良いものです。リスクを最小限に抑えたエラ削りにはやはりエラ削りの得意な医者、「エラ削りの名医」による治療が望ましいでしょう。

    エラ削りのダウンタイム

    エラ削りのダウンタイムと言うのは通常1週間程度です。もちろん個人差はありますが、概ねその程度の日程を考えておいた方が良いでしょう。

    そもそもダウンタイムって何?

    ダウンタイムと言うのは、日常生活への制限を言います。腫れや内出血、または痛みなどで普段の生活を送ることができない期間と考えて下さい。エラ削りの場合、腫れや痛みを考えると通常、4、5日程度ですが、少しの腫れでも気になると言う方は1週間と見た方が良いでしょう。

    エラ削りのダウンタイムを短くする方法

    エラ削りのダウンタイムを短くする方法はないの? よくそんな相談を受けます。実際のところダウンタイムを短くする根本的な方法は腫らせないと言うこと。腫れを最小限に抑えることが一番大切です。ですので術後はできる限り安静にし、圧迫などの固定をしっかりとする必要があるんです。
    また、ドレーンの横着を嫌がる方もいますが、ドレーンを挿入することで余分な水分はすべて取り除くことができますのでドレーンの留置は1日だけでもやった方が良いでしょう。

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